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広報委員会です。
クラビズには3つの委員会活動(レクリエーション・社会貢献・広報)がありますが、今回は『社会貢献委員会』をピックアップします。
社会貢献委員会はクラビズコラム初登場! 今期発足してから第一弾の取り組みについての紹介です。
改めまして、社会貢献とは。
社会貢献とは、社会生活の向上のために貢献する社会活動や慈善活動を指し、特に企業が利潤を目的とする事業とは別に行う公益活動を指す。このため企業の社会的責任の文脈で語られることが多い。 (ウィキペディアより)
地域、環境、福祉、教育…… テーマは多岐に渡り一つには絞れない、様々な取り組みが各企業で行われています。
さてそんな中、クラビズでは何ができるのか。
【クラビズのパーパス】
未来のために 手の届く場所から 世界を変える
ということで、まずは手の届く場所すなわち足元からということで、社内のプラごみを減らす取り組みに全社で挑戦しました!
「小さい」と思った方いらっしゃいませんか? でも、何事も小さいことの積み重ねです。クラビズの中だけなら確かに小さなことかもしれません。しかし倉敷の会社100社が実践したらどうでしょうか。プラごみの総量、絶対変わると思います。どこかの1社1社が始めない限り100社には到達しません。もちろん既に実践されている会社もあると思います。クラビズは50社目かもしれない。ならば50社目としての誇りをもって意識改革やってまいります!
□ 設定期間内(約2ヶ月)はできる限り「マイ箸」「マイボトル」を持参。
□ 持参状況「〇」or「×」をスプレッドシートにコツコツ入力。
□ 設定期間終了後、委員会が全員の持参状況を集計。
□ 持参達成率の高い、部署と個人にエシカルな商品をプレゼント!
[部署]メンバーの平均90%の最も高いチーム
[個人]持参率=持参日/出勤日 →出勤日の9割以上達成の上位9名(企画当初の予定)
公平な評価方法に、本気度が伝わってきます。
持参状況を入力するシート ※本名のため名前は削除
こまめに入力派かまとめて入力派か、それぞれのスタイルでOK!
受賞式でセンターに立つのは企画を主導した社会貢献委員会委員長のくろちゃん
上段左から、うっちー/もっちゃん/つのこ/ゆり/くろちゃん、下段左から、マッキー/ストゼロ/オカピ/あやさは写っていません(当日お休み)。
喜びの声を当時チームリーダーのマッキー(最近エンジニアチームに移籍)から、いただきました。
「このキャンペーンを通して、改めてゴミを捨てることに対して考えるきっかけになりました!
チームメンバーの中には毎日割り箸を使ってたものをマイ箸に変えてみたり、
この機会に水筒を新調するメンバーもいました。
チームの元々の風潮として、普段からコップで飲み物を飲む人も多いため、受賞につながった気がします。
毎日ペットボトルの飲み物を買わなければ、節約にもなるので一石二鳥!
今後も小さなことから始めていきたいな〜っと思います。」
最優秀部署への賞品!
こちらは、フェアトレード団体『People Tree(ピープルツリー)』のフェアトレード&オーガニックチョコレートです。
『People Tree』では、このチョコレートを通して、中南米をはじめとするカカオ豆を栽培する小規模農家を支えています。
フェアトレードはもちろん、さらなる取り組みとして興味深いのが、報酬を支払うタイミングまで配慮している点です。
大部分の生産者に30%〜50%の代金を前払いして、農家の人々が金利の高い現地のローンに頼らずに自立できるような仕組みにしているそうです。
参考:People Tree https://www.peopletree.co.jp/choco/action/
※フェアトレード……発展途上国でつくられた農作物や製品を適正な価格で継続的に取引することで、生産者の生活を支える仕組み
はなまっきー(アウトバンド営業)/mash(企業様の価値を世の中に広める営業)/おひさま/ふね(ポスティングの事務員)/ひでにぃ(エキスパートA)/みかん(WEBサイトのコーディング)/おーさき(WEBサイトや印刷物などのデザイン)/SUZUNON(WEBサイトやチラシのデザイン)/ぎーた(WEBデザインやイラスト制作)/AMさん(主に印刷物デザイン)/筋肉痛子(くらしきぬを日本中にお勧めする係)/KTさん/ダッシー(くらしきぬ商品企画)/もりもっちゃん(くらしきぬ倉敷本店で1人ひとりに寄り添うご提案)/きゃなみん(土と風の植物園でカスタマーサポートや商品企画)/こんどう(土と風の植物園で商品作成や出荷業務)/SAさん/TAKA(本社で雑用)/マッキー(WEBサイト制作&運用)/あやさ(サイト制作全般ディレクション)/くろちゃん(WEBディレクター&集客アップ支援)/もっちゃん(WEBディレクター)/つのこ(WEB広告運用とSEO対策)/ゆり(WEBディレクター)/amano-san(グループ会社経営)
当初10名程度の選出予定が、みなさん素直で熱心につき、25名が受賞する運びとなりました。(写真は割愛)
最優秀個人への賞品!
こちらは、イギリスの『KIND BAG』というブランドの製品で、100%使用済みペットボトルから再生した生地で作られたエコバッグです。
賞品のミニサイズは、ペットボトル4本から1枚のエコバッグへと生まれ変わったものです。
「プラスチック廃棄物に立ち向かい、使用済みペットボトルで作った美しいバッグが、1兆枚の使い捨てレジ袋に一部でもとってかわること。」これが、英国ブランド“KIND BAG”のミッションです。毎年、地球を4周するほどのプラスチックが廃棄されています。現在、世界では毎年3億トン以上のプラスチックが生産されています。その多くが最終的に海に行きつくことになり、それは毎分ごみ収集車1台分のプラスチックを海に捨てるのと同じ量になります。〜略〜 (公式サイトより)
そ、そんなに…… プラスチックの廃棄量と生産量のサイクルに、めまいをおこしそうになります。
現状を知ると途方に暮れる気持ちにもなりますが、一人ひとりが諦めず信じて取り組んでいきたいですね。
参考:KIND BAG https://diamond.gr.jp/brand_dia/kind-bag/brand/
『社内のプラごみを減らそう大会 〜マイ箸・マイボトル持参キャンペーン〜』を企画した社会貢献委員会から、委員長くろちゃんに代わって、副委員長きゃなみん&一般委員ダッシーに話を聞いてきました。
左 きゃなみん/右 ダッシー マイボトルを手に、ものづくり事業部のある五日市事務所付近にて
ーー社会貢献委員会の“コンセプト”を教えてください。
きゃなみん クラビズとしてやる意義、クラビズの事業とかけ離れていることはしたくないよね、という話はしています。活動の先に『土と風の植物園』や『tatoubi』と親和性があるものができればいいなあと。
ーー今回の企画が『社内のプラごみを減らそう大会 〜マイ箸・マイボトル持参キャンペーン〜』になった経緯はなんでしょうか。
ダッシー まず、全員が参加できること。わかりやすくて、すぐできる。また、継続性ですね。意識付けとして、2ヶ月間という期間設定をしましたが、このキャンペーンが終わった後もそのまま取り組み続けられることも考えました。
きゃなみん 「プラごみを減らす」はずっと言われていることで、世の中的には新しい取り組みではないですけど、日常業務の傍らでも実行しやすいということもあります。
ダッシー 環境破壊や生態系を崩すと言われている「海洋プラスチックごみ問題」にも関係し、『tatoubi』のコンセプトにも通じるので、自然に決まりました。
ーー今回の企画への、スタッフの反響はいかがでしたか?
ダッシー タイトルに「マイ箸・マイボトル」とありますが、いずれかでも実行できたらOKというルールです。コンビニで箸もらっちゃったけど、飲み物はボトルに入れて家から持ってきたら「○」という風に。ポジティブな面としては、気軽に取り組みやすいところは良かったみたいです。
その分「○」になりやすいため、すごく接戦となり、結果的に最優秀個人の人数が当初の予定の2.5倍に(笑)。そこはもっとハードルを上げておいた方が良かったかも、と思いました。
ーースタッフの約半数(25人)が最優秀個人になりましたね。
きゃなみん ルールの優しさに加えて、クラビズにはもともとマイボトル派が多かったので、自然にやっていたことが評価の対象になった、という感じもしています。
ーー企画、実行、集計を終え、実際やってみて何か感じるところはありますか?
きゃなみん 私もこの企画が始まる前からマイボトルを持ってきていました。さらにこの取り組みのプラスアルファとして、コンビニに行く機会が目に見えて減りました。プライベートでは息子のお弁当づくりが始まるタイミングで、自分のお弁当も一緒につくることと相まってプラごみ削減に繋がったと実感しています。
このキャンペーンが終わってからも、そのままのリズムでお弁当を毎日持ってきているので、自然と生活に組み込まれて継続できています。以前は、マイボトルを持ってきても、気軽にコンビニでお昼を買うこともありましたけど。
ーー社会貢献委員会としても、個人としても、まさにお手本と言える理想的な落とし込み方ですね。ところで、最優秀チーム、最優秀個人への賞品のラインナップに興味深いものがありました。
ダッシー 賞品はこの企画にふさわしいものをと意識して、こだわりを持って選びました。フェアトレードの製品を購入することで小規模農家さんを応援できたり、そのパッケージについているカカオポイントを集めて応募すると苗木一本分のお金を農家さんにプレゼントできたり。さらにはペットボトルからつくられたエコバッグなど、さまざまな循環させる仕組みを学ぶこともできました。
参考:カカオポイント https://www.peopletree.co.jp/choco/cacaopoint/
ーー今回の取り組みへの感想をお願いします。
ダッシー なんとなく習慣的にペットボトルを持ってきていたけれど、競争という形にすることで「今日も絶対マイボトル持っていこ!!」という、忘れ物防止というか、気合が入ると思いました。これまでは忘れても「まあ買えばいいかあ」っていうのが減ったかなって。ゲーム感覚にすると楽しみながら取り組めると思います。
きゃなみん 私は最優秀個人の一人として、賞品のエコバックをいただいたんですが、それをちゃんと使いたいなって思っています。忘れずにバッグに忍ばせておく。ついつい衝動で買う時なんかに「持ってくるの忘れた」となって袋を買ってしまっては本末転倒ですよね。エコバッグを利用することを習慣化して、この期間だけのエコ活動で終わらないように、意識したいと思うようになりました。
ーー主宰者がちゃんと気持ちを持ってやっているのが心強いですね。そして活動第二弾の予定があれば教えてください。
ダッシー レクリエーション委員会とのコラボで「ゴミ拾い」と「海レジャー」を兼ね備えた企画も近々あります。こちらに関してはまたレクリエーション委員会からの報告があると思います。
社会貢献委員会としては「印刷費削減」の企画が出ています。企業では当たり前の話としてどこでも言われていることですが、クラビズではまだ本気で取り組んだことはないと思うので、この機会に改めて挑戦したいと考えています。(※現在審議中につき変わる可能性もあります)
ーー最後にメッセージをお願いします。
ダッシー プラごみ削減することで環境がキレイになったり、印刷費削減することで大きなコスト削減につながったり、人にも会社にもメリットしかないですよね。でもそれは継続すればこそすれです。一時的なファッションとしてではないエコ活動を、個人でも会社でも自然に続けていくことを目指したいと思っています。
(撮影協力:ぶんちゃん、ほか)