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クラビズコラム
2025.06.17

ホームページ制作を制作会社に依頼するかそれとも個人に依頼するか?


物価高やビジネスのオンライン化が進むなかで、ホームページ制作のニーズが高まっています。しかし「どこに依頼すればいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。制作会社に頼むべきか?それともフリーランス(個人)に依頼するべきか?この記事では、それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較し、後悔しない選び方をご紹介します。

ホームページ制作の外注先にはどんな選択肢がある?

まずは、外注先としてどのような選択肢があるのかを整理しましょう。大きく分けると、制作会社か、フリーランス(個人)のどちらかです。
制作会社は法人で運営され、デザインから開発、運用までワンストップで請け負う体制が整っています。一方でフリーランスは、個人で活動しており、柔軟性や価格面での魅力があります。また、最近ではクラウドソーシングを通じたマッチングも一般的になってきました。
制作会社:チーム体制で対応、法人契約が基本
フリーランス:個人対応、柔軟で費用を抑えやすい
クラウドソーシングも選択肢の一つ

制作会社に依頼するメリット・デメリット

ホームページ制作を制作会社に依頼する最大の魅力は、なんといっても「安心感」です。企画からデザイン、コーディング、公開後の運用サポートまでを、チーム体制で一貫して対応できるのが大きな強みです。それぞれの工程に専門スタッフがつくため、品質や進行管理も安定しやすく、ビジネスの信頼感につながるホームページが目指せます。

メリット1:デザイン・開発・保守までワンストップ対応

専門分野ごとの担当者が在籍しているため、プロジェクトをトータルで任せられます。サイトの目的やブランドイメージに合わせた提案力にも期待ができます。

メリット2:担当者が複数いて進行が安定

担当ディレクターを中心に、チーム内での情報共有や工程管理が行われるため、急なトラブルや病欠などにも柔軟に対応できる体制が整っています。

メリット3:法人同士の契約で信頼性が高い

契約書や仕様書など、正式なドキュメントを交わしながら進めるケースが多く、万が一のトラブルにも備えられます。特に上場企業や公共団体など、信頼性を重視する案件には最適です。

デメリット1:費用が高めになりがち

人件費や管理費が含まれる分、同じ仕様でもフリーランスに比べて高額になりやすい傾向があります。特に小規模事業者にとっては、予算のハードルが上がる要因にもなります。

デメリット2:修正対応に時間がかかる場合も

制作体制がしっかりしている分、内容の変更には社内調整が必要なことも多く、フリーランスに比べて即時対応が難しい場面もあります。

デメリット3:担当者の変更や社内ルールの縛りがある

担当者の異動や退職によって、進行中のコミュニケーションが変わるリスクも。加えて、企業ルールによって柔軟な対応が難しい場面も考えられます。

とくに「企業の顔」となるようなコーポレートサイトや採用ページなどでは、ブランディングや信頼性が求められるため、制作会社に依頼する企業が多い傾向にあります。しっかりとしたサポート体制や品質管理のもと、安心して任せたい場合には、制作会社の選択が有力な選択肢となるでしょう。

個人(フリーランス)に依頼するメリット・デメリット

個人(フリーランス)のクリエイターにホームページ制作を依頼する最大の魅力は、「価格の安さ」と「柔軟な対応力」です。とくに予算に限りがある小規模事業者や、スモールスタートを検討している個人事業主の方にとっては、コストパフォーマンスの面で非常に魅力的な選択肢となります。
直接やり取りができるため、イメージのすり合わせもスムーズに行えるほか、作業工程も最小限の人員で進むため、スピーディな納品が期待できます。

メリット1:価格が抑えやすい

制作会社に比べて中間コストが発生しないため、全体的に見積もり額が低くなる傾向があります。必要最低限の機能だけをピンポイントで発注したい場合にも向いています。

メリット2:制作スピードが速い

ディレクションから制作までを一人で担うため、意思決定も早く、修正対応なども柔軟に対応してもらいやすい傾向があります。短納期の案件にも適しています。

メリット3:直接やり取りできるため柔軟

フリーランスの場合、間に担当者が入らないため、要望や細かなニュアンスをダイレクトに伝えることができ、レスポンスも早いケースが多いです。

デメリット1:スキルの幅に個人差が大きい

経験年数や得意分野にばらつきがあるため、希望する品質が得られないケースも。デザインは得意でもコーディングは不得意、ということもあります。

デメリット2:長期的な保守・サポートが不安定

制作後の保守運用に対応していない場合や、他の案件で忙しくなるとサポートが受けにくくなるリスクもあります。長期的にサイトを育てたい場合は注意が必要です。

デメリット3:連絡が取りづらくなるケースも

個人で活動している分、連絡手段が限られていたり、体調不良や家庭の事情で急に連絡が取れなくなるリスクもゼロではありません。信頼関係の構築がカギになります。

信頼できるフリーランスと出会えれば、価格以上の価値を得られることも多く、理想的なパートナーとなる可能性があります。ただしその分、相手の実績や人柄、対応スピードを見極める目も求められます。過去の制作実績や口コミなどをしっかり確認してから依頼することが大切です。

「どちらに依頼すべきか?」判断のポイントはココ

制作会社とフリーランス、どちらにも明確なメリットとデメリットがあります。そのため「どちらが正解か」ではなく、自社の目的や状況に応じて最適な選択をすることが大切です。
選定時にチェックすべき判断軸は、大きく分けて以下の4つです。

予算が限られている場合は、フリーランスがおすすめ

スタートアップや個人事業主など、まずは「名刺代わりのホームページを作りたい」と考えている場合は、フリーランスへの依頼が現実的です。必要最低限の構成で費用を抑えつつ、スピーディな立ち上げが期待できます。特に、サービス紹介ページやブログ形式の情報発信サイトなど、シンプルな構成で十分な場合には適しています。

ブランド力や信頼性が求められる場合は、 制作会社が安心

企業の公式サイトや採用サイト、ECサイトなど、「信頼性」や「ブランドイメージ」が問われるようなサイト制作であれば、制作会社に依頼するのが無難です。プロのデザイナーが在籍し、UX/UI設計やSEO内部対策など多角的な視点から提案してもらえるため、初期投資以上の成果が見込めます。

更新・運用まで長期サポートが必要なときは、 制作会社に軍配

サイトは「作って終わり」ではありません。情報更新や機能追加、セキュリティ対策など、運用フェーズでの支援が必要な場合は、組織的にサポート体制を整えている制作会社が安心です。契約内容に応じて保守・運用プランが用意されている場合も多く、担当者が変わっても継続した対応が期待できます。

短期で立ち上げたい・スピード重視の時は、フリーランスの検討も

「とにかくすぐにホームページが必要」「数ページのランディングページを早急に作りたい」といったニーズには、フリーランスのスピード感が武器になります。連絡や修正依頼もダイレクトに行えるため、意思決定が早く、最短で公開を目指すことが可能です。ただし、後々の機能追加やスケーラビリティに配慮した設計かどうかは事前に確認しておくと安心です。

目的と未来の運用を見据えた選択が必要

依頼先の選定は、価格や納期といった目先の条件だけでなく、「誰がサイトを更新するのか」「運用にどれくらい時間をかけられるのか」といった、公開後の運用体制も見据えて判断することが重要です。
まずは、自社の目的や予算、体制を整理し、「何を重視したいのか」を明確にしたうえで、依頼先を選びましょう。状況によっては、制作会社とフリーランスの“ハイブリッド”のような存在を探すのも一つの手です。

まとめ:後悔しない選択のために

ホームページの制作は、会社の顔づくりに直結する重要なプロジェクトです。制作会社とフリーランス、どちらが正解ということではなく、自社の目的に合ったパートナーを選ぶことが成功の鍵となります。
「よく分からないけど、まずは相談してみたい」そんな方は、岡山・倉敷で地域に根ざして活動しているクラビズへぜひ一度ご相談ください。あなたのビジネスに寄り添った最適なホームページづくりを、一緒に考えていきましょう。