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クラビズコラム
2025.07.31

ホームページ公開後に「まずやるべきこと」チェックリスト10|公開後こそがスタート


ホームページを公開した瞬間、「とりあえず完成した!」とホッと一息つきたくなるもの。でも本当は、そこがスタートラインです。検索で見つけてもらい、問い合わせにつなげるためには、公開直後のチェックと準備が欠かせません。
この記事では、ホームページを制作会社に依頼している場合でも「最低限ここは確認しておくべき」チェックポイントを10個ご紹介。あとから「聞いてなかった…」とならないように、公開後の運用もスムーズに始めましょう。

1. Googleアナリティクスの導入・動作確認

ホームページの改善には、まず“今どう見られているか”を知ることが大切です。
Googleアナリティクス(GA4)のタグが正しく設置されているか、またお問い合わせや資料請求などの成果(=コンバージョン)がしっかり計測できているかを確認しましょう。

Googleアナリティクスとは

ホームページに「どれくらいの人が来ているか」「どのページをよく見られているか」などを確認できる、Googleの無料ツールです。
いわば“アクセスの見える化”をするツールです
アクセス解析ができなければ、改善もできません。Googleアナリティクス(GA4)のタグが正しく設置されているか、コンバージョン(お問い合わせや資料請求など)の計測が設定されているかを確認しましょう。
※制作会社に依頼していても、アカウントの所有権や閲覧権限が自社にあるかは要チェックです。

2. Googleサーチコンソールの設定

検索エンジンにホームページの存在を正しく伝えるには、Googleサーチコンソールへの登録が欠かせません。
サイトマップの送信や、ページがきちんと検索結果に反映されているか(インデックス状況)の確認もできるので、必ず設定されているかチェックしておきましょう。

Googleサーチコンソールとは?

Googleに「このホームページがありますよ」と知らせるためのツールです。
また、検索結果にどのように表示されているか、どんなキーワードで見られているかもわかります。
サーチコンソールとアナリティクスの違い
アナリティクスは、自分のサイトでのユーザーの動き見られ方を可視化したものであり、サーチコンソールはGoogle検索に自分のサイトがどのようなキーワードで、何位に表示されて、どのくらいクリックされているかを確認することができるツールです。
検索エンジンからの評価を高めるためには、Googleサーチコンソールへの登録が必須です。
※こちらも、制作会社が代理で設定していても、アクセス権限をもらっておくと安心です。

3. 主要ブラウザ・デバイスでの表示確認

ホームページは、パソコン・スマートフォン・タブレットなど、見る人の環境によって表示が微妙に変わることがあります。Google Chrome、Safari、Edgeなど主要なブラウザや各デバイスで、文字が読みにくくなっていないか、レイアウトが崩れていないかをチェックしましょう。
特にスマホでの見え方は重要です。今やアクセスの大半がスマホからと言われており、ここでの表示不具合はユーザー離脱につながりかねません。
制作会社に「全デバイスでの動作確認は済んでいますか?」とひと言確認しておくと安心です。

ブラウザやデバイスって?

ブラウザとは「ホームページを見るためのアプリ」で、Google Chrome・Safari・Edgeなどが代表的です。
デバイスは、パソコン・スマートフォン・タブレットなどのことを指します。
同じホームページでも、見る環境によって表示のされ方が違うことがあります。スマホで見るとメニューが崩れたり、画像が切れてしまうこともあるため、事前の確認が重要です。

制作会社への確認例

「パソコン・スマホ・タブレットなど、どの環境でもちゃんと表示されるか確認してもらえますか?」
とストレートに聞くのもいいですが、実際に複数のパソコンやiphoneやandroid などのスマホで確認することをオススメします。

4. ファビコンやOGPの確認

ファビコンとは、ブラウザのタブに表示される小さなアイコンのこと。会社のロゴやシンボルマークを設定しておくと、信頼感がアップし、他のサイトと見分けやすくなります。
またOGP(Open Graph Protocol)は、ホームページのURLがSNSでシェアされたときに表示されるタイトル・画像・説明文のことです。ここが魅力的に設定されていると、クリックされやすくなります。
特にSNS運用をしている場合は見逃せないポイント。制作会社に「ファビコンとOGPは設定済みですか?」と確認しておきましょう。
ファビコンを確認する場合はブラウザの多分表示部分で確認することができます。またOFPは、実際に制作したサイトをチャットツールやsnsに仮投稿することをオススメします。するとこのような形で表示されます。

5.ページタイトル・ディスクリプションの最終確認

ここで言う「ページタイトル」と「ディスクリプション」とは、Googleの検索結果に表示される“ページ名”と“説明文”のことです。
たとえば「岡山 ホームページ制作」と検索したときに、青文字で表示されるのがページタイトル、その下にある説明文がディスクリプションです。
この2つは、ユーザーが検索結果を見てクリックするかどうかを判断する重要な要素。思わず読みたくなるような魅力的な文言になっているか、自社のサービス内容とずれていないか、しっかり確認しておきましょう。
制作会社に任せていても、意図した表現になっているか最後に目を通すことが大切です。

6. 問い合わせフォームの動作チェック

意外と見落としがちなのが、問い合わせフォームのテストです。送信ボタンを押してもエラーが出たり、通知メールが届かなかったりすると、お問い合わせの機会を丸ごと失ってしまいます。
テスト送信をして、以下の点を確認しましょう:
・自社宛ての通知メールが届いているか
・お客様向けの自動返信メールが送信されているか
・完了画面に適切なメッセージが表示されているか

これらはすべて「ユーザーとの信頼関係」や「機会損失」を左右する要素。必ず本番公開前に一度はチェックを!

7. 画像やリンクの読み込みエラー確認 

ページ内の画像が表示されない、リンクをクリックすると「404エラー」になるなど、こうした不具合は、ユーザーの離脱を招く大きな要因です。
公開後は、すべてのページを一度開いてみて、画像やリンクが正しく表示・動作するかチェックしましょう。
見た目の印象や操作性(ユーザー体験)に直結する重要なポイントなので、細かいところまで気を配ることが大切です。

8. SSL(https化)の確認と常時SSL設定

SSLとは、ホームページと閲覧者の間で送受信される情報を暗号化する仕組みです。
これが適切に設定されていないと、URLが「http://」のままで、安全性に欠けてしまいます。
確認のポイントは以下の通り:
・URLが「https://」で始まっているか
・ブラウザのアドレスバーに“鍵マーク🔒”が表示されているか

SSL対応は、セキュリティ強化だけでなく、SEO(検索順位)にも好影響を与える重要な要素です。常時SSL化の設定も忘れずに確認しておきましょう。

9. 自社のSNS・Googleビジネスプロフィールとの連携

ホームページだけでは、どうしても認知拡大に限界があります。
そこで活用したいのが、自社のSNSアカウント(X・Instagramなど)や、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)との連携です。
ホームページ上にSNSへのリンクを設置したり、GoogleビジネスプロフィールにWebサイトのURLを登録したりすることで、情報発信の幅が広がり、検索結果での信頼感もアップします。
制作会社に「SNSリンクの設置や連携は済んでいますか?」と確認しておくと安心です。

10. 社内・関係者への正式な公開連絡

せっかくホームページを公開しても、その存在が知られていなければ意味がありません。
社内のスタッフや取引先に、しっかりと公開の連絡を入れることも大切な業務の一つです。
具体的には、
・名刺やパンフレットに記載されたURLの更新
・社内チャットやメールでの周知
・パートナー企業や顧客への告知

などを忘れずに行いましょう。「共有するのはちょっと照れくさい…」と思うかもしれませんが、活用してもらってこそ、ホームページの効果が発揮されます。

まとめ|ホームページの公開は「育てる」始まり

ホームページ制作を専門会社に依頼した場合、多くの初期設定やチェックはお任せで対応してくれます。しかし、実際の運用や改善をしていくのは“自社”です。
制作会社任せにせず、上記のようなポイントが本当に対応・設定されているか、自分の目で一度確認しておくことが非常に大切です。
「公開して終わり」ではなく、「公開後から育てる」意識を持ちましょう。
クラビズでは、公開後の運用サポートやアクセス改善、リニューアル相談まで幅広く対応しています。岡山でホームページの成果をもっと伸ばしたい方は、お気軽にご相談くださ